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?地域との共生の必要性の高まり
[環境問題への対応]
地球環境問題についての国民の認識が高まりをみせており、平成7年9月に行われた世論調査でも、環境問題への対応は「重要である」と回答した者の比率が、平成2年調査時と比較して5ポイント上昇している。
そのような中、自動車輸送等による二酸化炭素等の大気汚染問題が、地球規模での環境問題として取り上げられており、排出規制が強化されつつある。物流事業においても排ガス規制への対応に加え、騒音問題や排ガス等の交通公害がクローズアップされており、環境保全等についての対応への要請が高まりを見せている。
さらに、物流業は、社会経済活動の血液循環を担っており、地域の活動を支えるといった役割を果たしている。そのため、地域で営まれる調達、生産、配送、消費、廃棄といった様々な活動を支え、地域の良好な環境を積極的に創出していく「ソーシャル・ロジスティクス」の構築が求められる。

 

排ガス規制計画の変遷

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